児童スクールからコミュニケーションサポートを受ける

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#7150.15

児童スクールからコミュニケーションサポートを受ける

「コミュニケーションサポート」は、身障者のコミュニケーション支援が可能な装置またはサービスです。  コミュニケーションサポートは、Augmentative and Alternative Communication (AAC)(拡張・代替コミュニケーション)あるいはSpecial Adaptive Equipment(特別適応装置) と呼ばれることがあります。

1.  コミュニケーションサポートとは、何ですか?

「コミュニケーションサポート」は、身障者のコミュニケーション支援が可能な装置またはサービスです。  コミュニケーションサポートは、Augmentative and Alternative Communication (AAC)(拡張・代替コミュニケーション)あるいはSpecial Adaptive Equipment(特別適応装置) と呼ばれることがあります。  特別教育システムでは、Assistive Technology (AT)(補助テクノロジ)と呼ばれることもよくあります。コミュニケーションサポートの例としては以下が挙げられます。  

  • JAWs およびその他タイプのスクリーンリーダー
  • Dynavox and other Speech Generating Devices (SGDs)(Dynavox およびその他言語生成装置)
  • PECs およびその他の形態の写真ベースのコミュニケーションシステム
  • 文字盤またはアルファベット盤
  • 点字または大きな文字のドキュメント
  • 手話通訳やコミュニケーションパートナーなどのサービス 

2.  私には、学校を通じて、子どもにコミュニケーションサポートを受けさせる権利がありますか?

はい。お子さまが公立学校に通っている場合、コミュニケーションサポートは、子どもの Individualized Education Program (IEP) (個別教育プログラム)または適応プラン (504 プラン)により学校が提供するサービスに含めることができます。    例えば、お子さまがことばに問題がなければ、学区に査定を依頼することができます。  この査定の結果により、IEP チームは、おこさまにコンピュータコミュニケーション装置などの補助テクノロジが必要かを判断します。  学校には、お子さまが効果的にその利用ができるようにトレーニングを提供する責任もあります。  お子さまが私立学校に通っている場合、当該の学校は、学校全体の予算から考えて不当に高額ではないかぎり、適切な適応としてコミュニケーションサポートを提供しなければなりません。

3. 子どもが通っている学校が、子どもに必要なコミュニケーションサポートを提供してくれない場合は、どうしたらよいですか?

お子さまが公立学校に通っている場合、IEP 会議に対し、当該の問題について話し、低式に解決を試みるように依頼することができます。  補助テクノロジがすでにお子さまの IEP 一部であり、学校がその提供をしていない場合は、法令遵守に関する苦情を申し立てる権利があります。  補助テクノロジがまだ IEP にはなく、あなたが希望しても、学校が同意しない場合は、デュープロセス公聴会の申し立てができます。 

公立学校によるコミュニケーションサポート確保に関する詳細は、Disability Rights California(身障者の権利カリフォルニア)のファクトシート、『お子さまの学校から補助テクノロジの利用を受ける』 (https://www.disabilityrightsca.org/publications/obtaining-assistive-technology-through-your-childs-school)を参照してください。

公立または私立学校での効果的なコミュニケーションに関するお子さまの権利についての詳細は、Disability Rights California(身障者の権利カリフォルニア)『公立と私立学校での身障者差別』(https://www.disabilityrightsca.org/publications/disability-discrimination-in-public-and-private-schools)を参照してください。

Disability Rights California(身障者の権利カリフォルニア)は、Communication Disabilities Access Network (コミュニケーション障害アクセスネットワーク)プロジェクトの一部として、このファクトシートを準備しています。  このプロジェクトは、コミュニケーションサポートを提唱するリーダーのネットワークを育成、トレーニングおよび始動することを目的としています。Ability Central(前 Disability Communications Fund(身障者コミュニケーション基金))の寄付により運営されています。  Ability Central (アビリティセントラル)は、カリフォルニアの身障者のコミュニケーションとアクセスニーズに資するプログラムとテクノロジをサポートしています。詳細は、下記サイトをご覧ください。http://dcfund.us/